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07/03/** W3 オイルリーク 基本?

★★? 

 今回はカワサキのW3・・・・現在カワサキで販売しているW650の原型ですね。オーナーは私の恩師中川氏前回ドカのガソリン盗んだ方です。
車輌に関して詳しくご説明しますと、こちらのマフラーちょっと違うんですが、当時輸出されていたW2TTと言うタイプのマフラーらしいです。
フロントディスクもドラム化されてます。フロントフォークはアウタースプリング式。W1の部品?W1Sの部品ですかね?その辺の部品を使ってます。
 中川氏が表でなにかごそごそやってると思ってたんですが、出てみたらこんな状況でした。天気の良い日は外で作業するのが気持ち良いそうです。
私が行った作業じゃないんすが、昭和49年製の中を見れる機会も少ないので、一応画像撮っておきました。
 中川氏の作業内容はフロントスプロケット廻りからのオイルリークの修理です。
画像でも解ると思いますが、分解しているのはクラッチです。
フロントスプロケットのシール交換でクラッチ?と思われるかもしれませんが、エンジン、ミッション、クラッチとそれぞれのケースに分かれている為、各間をシールする必要があるんです。
当然オイルも3箇所にそれぞれ入ってます。ドライサンプなのでそちらも入れると4箇所ですね、オイル交換手間かかるかも・・・・・
こう言った作りのエンジンは、トライアンフ、ハーレー、ですかね。
バーチカルツインとVツインの違いは有りますが、基本レイアウトは似たような物ではないでしょうか。
動力伝達経路として、画像のクラッチからメインシャフト内輪部に入り、
反対側のミッション内部で減速して外輪部へと言った経路でしょうか。
現行の国産バイクとはかなり違いますね。

 工具の話をすると、サービスマニュアルにはクラッチの分解にクラッチホルダーなる物を使用とよくあるんですが、使用したことはありません。
画像左にあります、インパクトレンチで大概のものはこと足ります。
今まで、インパクトと言うとエアーが主流だったんですが、バッテリー式が安価で売られてますから、専用工具を買われるのでしたら充電インパクトを買われたほうが他に色々使えますのでお勧めです。
一家に1台充電式インパクトレンチいかがですか?笑
画像中央に見えるのが、メインシャフト。
エンジンからクラッチハウジングへの動力伝達はチェーンで行われているんですが、チェーンが伸びるため調整はミッションケースを引っ張って調整します。その際クラッチ側のシールの位置も調整が必要です。
フロントスプロケット交換にはミッションもしくは、クラッチケースをはずすしかありません。

お世辞にも整備しやすいとは言えませんね。

今回の注意点は、・・・・・君子危うきに近寄らずですか?笑

クラッチスプリングのボルトにロック用の針金が必要です、24#ぐらいですかね?ステンレスワイヤーをご用意してからの分解を!


中川氏からの置き土産が有ったので後ほど続きを掲載します。